ミツバチ近況180422

そろそろ分蜂の季節。インターネット上では、既に日本各地の分蜂の便りが飛び交っています。我が家の周りでも分蜂群を見たと、うちのつれ合いが申しておりました。そんなミツバチの活動が賑やかになる時期となってきましたので、まずは我が家の越冬コロニーの状況をお伝えしておこうと思います。今年はふたつのコロニーが越冬しました。

ひとつはこんな感じです。

越冬コロニー1

巣板の隙間に隠れています。あまり状況は好ましくなく、天気の良い日でも入口から出入りする蜂は僅かだったりします。しかし、働き蜂は花粉ダンゴを足に付けて帰ってくるので、女王蜂はまだ健在だと思われます。

花粉ダンゴ

花粉ダンゴをつけて帰宅するミツバチです。

さて、もうひとつのコロニーはこんな感じです。

越冬コロニー2

こちらは割と活動的で元気が良さそうです。花蜜もしっかり集めているようで、巣箱の内部はしっとり湿っています。しかし、写真の左側の巣板にはミツバチが集まっていない様子。何か理由がありそうなので、見てみることにしました。

撤去後

途中の写真を撮り忘れてしまいましたが、ミツバチが集まっていない巣板は花蜜も貯蔵されてなくスカスカだったので、この際撤去することにしたのです。

撤去後3

下からこちらを見ています。(笑)

撤去した巣板2

撤去した巣板です。小さなものを含め、3枚撤去しました。撤去して分りましたが、体長1cmくらいの小さなゴキブリの子供が2匹いたのでした。これが原因だったのかもしれません。中には花蜜や花粉が貯蔵されているところもあったようで、板の上に置いておくと蜜が垂れてきました。

撤去した巣板

蜜が溜まっているところは反射して光っています。7か所くらい黄色く見えるところは花粉が詰まっています。蜂パンと呼ばれるミツバチの保存食です。

蜜の入った巣板はミツバチに返すことにして、巣箱の前に放置しました。きっと、働き蜂が蜜を採りに来るはずです。

撤去した巣板3

巣板を3枚撤去した後の巣箱の内部です。

巣板撤去後のコロニー

少し驚かせてしまい、興奮気味のミツバチです。このコロニーにも、そろそろ新しい女王蜂が生まれることでしょう。