自然農の畑191221とニワトリ近況

明日は冬至。一年で最も昼の時間が短い日です。家も畑も山に囲まれて暮らしている我が家は格別に日照時間が短く、太陽の有難さを身に染みて感じる時期でもあります。まるで北欧みたい・・・。けれど、冬至が過ぎれば日毎に日照時間が長くなっていき、畑や周りの自然の様子も少しずつ変化していく、そんな分岐点であることを感じ、期待に膨らむ時期でもあるのです。そんな冬至直前の畑の様子を御紹介します。

高菜とサニーレタス

まずは高菜とサニーレタスです。太陽の恩恵が特別に僅かな場所であることと種を降ろすのが少し遅かったこともあり、まだ幼い姿をしていますが、間引きながら有難くいただいています。次も同じく姿の幼いターツァイと美味タスという半結球のレタスの苗です。夏のオクラの株元に種を降ろしました。

ターツァイと美味タス

次は、早池峰菜(はやちねな)。岩手県は遠野地方の伝統野菜だそうです。耐寒性のある葉物野菜で、この辺ではあまりお目にかかりませんが、我が家では長く種を継いで栽培しています。

早池峰菜

しかし、こちらもまだ姿が幼い・・・。右側に残っている枯れた株は夏に栽培していた加茂茄子です。その加茂茄子の株元にブロッコリーを定植して育っています。早池峰菜の脇にも美味タスを蒔いていますが、こちらも姿が幼い・・・。同じく、次の三浦大根も・・・。(笑)

三浦大根

けれど、間引き菜は美味しく有難い。少し種を降ろす時期を考え直す必要がありそうです。

麦も種を降ろすのが遅かったのですが、何とか芽が出揃った感じです。

南部小麦

横になった枯草の間から針のような緑の芽が姿を現しています。これは南部小麦。他に、麦茶用の六条大麦、和歌山在来のおませ小麦、もち裸麦の種を降ろしています。

ここまでは家の下にある畑でした。次は家の上にある畑で、もう少し日照条件の良い場所です。

上の畑20191221

白いメッシュで覆っているのは白菜や春キャベツです。

愛知白菜

こんな感じなのですが、今年は白菜の結球具合がいまいちです。これも種降しの時期が原因か、または苗づくりでの間引きが遅かったのが原因かもしれません。結球がゆるくても葉物野菜としては美味しくいただけますし、そのまま育てて春にいただく菜の花もとても美味しいので、あまり気にすることなく、その年毎のなりゆきでいただくことにしています。

最後はエンドウの発芽。

エンドウの発芽

これは、キヌサヤエンドウ。他にグリンピースのうすいエンドウの種を降ろしています。この状態で冬を越します。

さて、新しい小屋に引越しが済んだアローカナですが、チャボと同じく外に運動場を増設することにしました。

運動場増設2

運動場増設3

運動場増設1

日中は太陽の光が射す運動場によく出ているみたいです。

孵化後5カ月経過した結果、5羽のうち1羽がオス、4羽がメスのようです。なかなか良いバランスで安心しました。

オスのアローカナ

こちらが雄のアローカナ。雄は独特なカタチの鶏冠をしています。お尻に黒光りした綺麗な羽を持っていて、気性が少々荒っぽい感じです。

メスのアローカナ1

こちらは、雌のアローカナ達。雄も雌もチャボ以上に動きが俊敏で、以前飼っていたボリスブラウンなんかと比べると野生の鳥に近い感じがします。

ところで、チャボとアローカナの小屋の位置関係を写真で見て下さい。

チャボ小屋とアローカナ小屋

写真手前がチャボ小屋。その後の奥に薪小屋があって、更にその奥の上にアローカナの小屋が小さく見えます。こんな感じで少々離れているのですが、チャボとアローカナの雄同志、何やら会話をしているように鳴くのです。ブルースやゴスペル音楽のようにコール&レスポンスをしているみたい。チャボとアローカナで鳴き声は少々違うのですが、それが交互に聞こえるが愉快です。

最後に夕刻前のチャボ達。こんな感じで小屋の外に出しています。小屋から離れてしまうこともなく、草なんかを好きに啄ばんでいます。日が暮れる頃には小屋の中に戻ってくるので手もかかりません。

チャボ小屋20191221

見ていて、こちらも心癒される時間なのです。