自然農の畑210421と早咲きの藤

今年の春、桜が早く開花してしまった・・・と思ってたら、やはり案の定、藤の花も早かった!

白藤

例年、近くのお堂に咲く白藤の開花が、夏野菜の定植時期の目安となっていたのです・・・。今日の最高気温は夏日である25℃近くまで上がっているし、今後、野菜の農事歴はどうなっていくのでしょうか?

とは云うものの、我が家の夏野菜の苗の準備は例年同様に遅れ気味。よって、藤の早咲きは余計に気持ちを焦らせてくれるのでした。

夏野菜の育苗1

踏み込み温床で育苗中のナス、シシトウ、ピーマン等です。今年から苗箱に播種し、夜間の温度管理を家で行い、発芽後に双葉の状態でポットに鉢上げを行ってから温床に入れることにしたのです。例年は、ポットに播種したものを直ぐに温床に入れ、発芽後に間引いて1本にしていましたが、方法を変えました。その結果、苗の生育が良いよう思います。踏み込み温床での発芽管理だと、適温までの温度上昇がなかなか難しく、発芽までの時間が長くかかってしまっていました。その間に、水遣りなどでポットの土が劣化していたように思います。今年の方法だと、双葉の状態で新鮮な土に鉢上げされるので、根が活着した後の生育に勢いが見られました。

夏野菜の育苗2

この方法は、橋本市にある橋本自然農苑の橋本進さんが講師として指導して下さる菜園教室に参加させていただいて、学ばせていただいたものを参考にしました。橋本さんは20年以上、自然農法で野菜を栽培&販売を続けられてきたプロの農家です。実際に農場を見学させていただいて、自分の目で見たエネルギー溢れる野菜の美しく健康な姿、畑でいただいた野菜の美味しさ、そして何も加えない土そのもののパワーをまっすぐに信頼している橋本さんのお話にすっかり魅了されたのでした。我が家の今年の育苗作業で、菜園教室での学びを全て実践できた訳ではありませんが、育苗土の準備の仕方や温度管理などの細やかな技術を今後に生かしていきたいと思っています。また、このブログでもお伝えできればと思います。

さて、畑の様子ですが、今は夏野菜の定植前のため、春の草々に覆われています。

下の畑20210421

白く見えるのは、大根や白菜などの種採り用に、交配を避けるためのメッシュを被せています。

では、収穫を控えた野菜達の御紹介。まずは、ニンニク。

ニンニク

次は、タマネギ。

タマネギ

自然農ではタマネギの栽培が難しく、長く作付けしてこなかったのですが、久々の栽培。今回も小振りな感じですが、これがなかなか美味しかったりするので収穫が楽しみです。

キヌサヤエンドウの収穫も始まりました。

キヌサヤエンドウとおませ小麦

我が家ではコンパニオンプランツとして、小麦と一緒に種を蒔いています。冬場、キヌサヤの小さい株の廻りで、先に小麦が背を伸ばすことで霜除けになったり、キヌサヤが成長する時には蔓を小麦の葉や茎に巻きつけて伸びて行くことができたりします。但し、小麦の収穫はあまり考えてなく、キヌサヤのヘルパーとしての存在です。白い花もきれいに咲かせています。

キヌサヤエンドウの花

そして、大麦の幼穂。

大麦の幼穂

春の畑の風景でした。

ついでに、春の風景をもう少し・・・。家の裏の斜面の果樹畑です。

裏の果樹畑

あやめが咲き出しました。

あやめ

桑の花も咲いていますが、植樹してから気が付いたこと。桑は雌雄異株で植えたのは雄株だった・・・。桑の実ジャムを手作りするために、雌株を探し中です。(笑)

桑の雄花

サクランボも仄かに色づき始めました。

サクランボの実

空のミツバチの巣箱の前には、先週咲き出したキンリョウヘンの鉢を置いています。ミツバチの誘引のためです。

キンリョウヘン

今日は探索蜂も来ていました!

探索蜂

少し期待。昨年は分蜂群の捕獲ゼロだったのです・・・。