雛の成長2019、お引渡し

季節は穀雨をむかえ、種籾を地に降ろす時期となりました。我が家は米づくりを行っているわけではないのですが・・・。
庭先にはツバメが飛来し、餌となる虫たちの活動も盛んになっているようです。ミツバチの羽音もよく聞こえるようになりました。

2週間程前に孵化し始めたチャボの雛ですが、無事に全ての雛が誕生しています。抱卵途中で確認することもせず、温めていた卵はてっきり4個だと思っていたのですが、孵ってみると全部で6羽だったのでした・・・。(笑)

雛の成長1

もうすでに箱から飛び出し、地面に落ちた米粒などを啄ばんでいます。外の運動場にも飛び上がって出ていくことが出来るのですが、末っ子だと思われる1羽だけが取り残されています。

雛の成長2

雛の成長3

雛の成長4

雛の成長5

様子を見に来た母鶏ときょうだい達。手を貸して外に出してあげようかと思ったのですが、余計なことだと控えることにしました。

さて、昨日は仕事で、工務店から施主様へのお引渡しに立会ってきました。造園を生業とされている御家族の住宅で、家の廻りは植木畑や果樹畑となっています。これから、じっくり時間をかけて、森のような、庭のような、畑のような、そして庭づくりのお客様にも楽しんでいただける場所をつくっていかれるとのこと。私もそんな場所づくりに関わらせていただけたことが嬉しくてなりません。建物は住まいの器に過ぎないもの。その器が置かれる場所や盛りつけるもの、そして家族の想いなんかが積み重なって家は出来てくるのだと思う。こちらの御家族はきっと楽しみながら、そんな家づくりを永く続けて行かれることだと思います。そんな御家族との不思議な御縁、そしてカタチにして下さった職人の方々の気持ち良い仕事の数々に感謝致します。荷物や家具が運び込まれる前の静かな家の中を、少しだけ写真で御紹介させていただきます。

河南町の家1

河南町の家2

河南町の家3

河南町の家4

暮らしの中心は庭とダイレクトに繋がる土間となっていて、ここに食卓を置く予定。土間の敷瓦は島根の石州曜変瓦。赤みを帯びた風合いが特徴で、見る角度や光の加減で色調が変化します。施主様がセルフビルドで貼り上げられ、とても味わい深い仕上りとなりました。今後、ポーチやウッドデッキなども本業である造園や外構の知識と経験を生かし、御自身でつくられる予定となっています。

最後に、施主様から頂いた手打の剪定鋏。

剪定鋏

長く丁寧に使い込まれた美しさを感じます。大切に使わせていただきます・・・。