猩々(しょうじょう)の卵を碁石(ごいし)に托す
1年以上空けてしまったブログの投稿。御覧いただいていた方々、申し訳ございませんでした!
さて、桜の花も終わり暖かくなってきたこともあって、4羽いる碁石(ごいし)チャボの雌鶏達が全員抱卵モードに入ってしまいました。
この機会に、以前から飼ってみたかった猩々(しょうじょう)チャボの有精卵を碁石チャボに抱卵していただくことにしたのです。抱卵というのは、親鳥が卵を孵化するまで抱いて温めること。この抱卵という本能をなくしてしまった鶏が多いなか、チャボにはまだ、この大切な本能が残っているのです。但し、今回は別の鶏の卵を托して抱いてもらうことになるので、托卵(たくらん)ということになります。
ちなみに猩々チャボというのは、体色が赤橙色で尾羽が黒く、下の画像のようなチャボのことです。画像は、全日本チャボ保存協会制定「天然記念物チャボ審査基準」に掲載されたものをお借りしています。
さらに、猩々(しょうじょう)ですが、古典書物に記された架空の動物とのことです。能の演目にも登場するようです。
画像は、粟谷明生オフィシャルサイト「粟谷明生の能がたり」よりお借り致しました。かっこいい、素敵ですね~。一度は、この目で見てみたいものです。
さて今回の抱卵ですが、巣箱左端のこの子にお願いすることにしました。
よろしくお願いします!
卵の方は、ヤフオクで落札して今朝届きました。
まん中のは碁石チャボの卵。その周りに並べてみたのが猩々チャボの有精卵8個です。大きさもカタチもバラバラですが、ほぼ碁石チャボの卵に似ていました。
早速、碁石チャボのお腹の下に猩々の卵を押し込みました。
はじめは少し驚いてましたが、すんなり卵を受け入れてくれて温め始めました。抱卵スタートです。順調にいけば、ここから21日で孵化する予定です。今日が4月8日ですので、4月29日の昭和の日が予定日となります。無事に孵化してくれることを祈るばかりです。
8個全部は多いかなと思いましたが、何とかお腹の下に納まったようでした。じっと卵を抱いてくれてます。動物の本能って凄い!いつも感心させられます。
ちなみに、雄鶏達も元気にしています。
山に雄叫びが、響き渡っております。(笑)