自然農の畑190824とニワトリ近況
二十四節気では処暑を迎え、涼やかな夜の空気と共に、コオロギや鈴虫の声を楽しめる季節となりました。今年の夏を振り返ると梅雨入りが6月末と遅く、それまでは雨が少ない天候が続いたのですが、梅雨入りした後は日照時間の少ない日々となりました。また、梅雨が明けると今度は猛暑の日々・・・。それもようやく落ち着いてきたように感じられます。地球規模で厳しい気象のニュースを耳にしますが、日本はまだ被害の少ない方なのかもしれません。山の中で暮らしていると、そんな中でも大変ありがたい地球からのプレゼントに満ち溢れていることに気づかされます。
さて、そんな晩夏の畑の様子を御紹介。まずは、畑の中のチャボ小屋からです。
グリーンカーテンとして植えたキュウリやゴーヤに加え、勝手生えのスクナカボチャで覆われてしまいました。これで鶏達も何とか猛暑を凌ぐことが出来たように思われます。ちなみにこのカボチャはたった一株。鶏糞のパワーに驚くばかりですが、ここだけ自然農ではなくなっています・・・笑。畑の畝に植えたカボチャは梅雨時期の日照不足で勢いが衰えてしまいましたが、このカボチャはまだ蔓を伸ばしているようです。
グリーンカーテンの内側はこんな感じ。正面奥にゴーヤや網干メロンの実がぶら下がっています。
実ったキュウリですが、我が家で食べきれない分は実を大きくさせてからニワトリ達に与えています。
一気に群がって食べ始めます。
食後はのんびり・・・。
孵化後8週目を迎えようとしているアローカナも順調に育っています。少し貫禄が出てきました。
現在、アローカナの小屋を少しずつ製作しています。早く移してあげたいところではあるのですが・・・。
さて、畑の紹介に戻って、只今、花を咲かせている胡麻です。
この写真は金胡麻。あと、黒胡麻も少し遅れて花を咲かせています。花を落とした後には実を付けて、このサヤの中に胡麻の種が入っています。
次はボルゲーゼトマト。少々早くはあるのですが、既に終盤を迎えているようです。台風10号とその後の雨で勢いが衰えてしまいました。トマトの隣の草を刈ってあるところには、みの早生大根の種を降ろしています。
初めて栽培してみたボルゲーゼトマトですが、雨の後も実の割れが少ない品種でした。
日照不足で不調だったトマト、カボチャ、トウモロコシですが、里芋は今年も順調のようです。里芋の隣には7月中旬に蒔いた小豆が葉を茂らせてきました。小豆の他に黒豆、枝豆なども同様に育っています。
ちなみに里芋の奥で葉が茂っているのが、グリーンカーテンで覆われたチャボ小屋です。
次は安納芋と銀杏芋。手入れ前で草に覆われています・・・。支柱に絡まっているのが銀杏芋で、山芋の一種です。その手前の地面を這っているのが安納芋。
銀杏芋の蔓にはムカゴが付いてきました。
次は、茄子のリスターダ・デ・ガンジアですが、ここも草に覆われています・・・。
この茄子の隣の畝でジャガイモを育てていたのですが、7月初旬の芋掘り後、ジャガイモに付いていたニジュウヤホシテントウが行き場を失い、茄子の方にたくさん移ってきて食害に遭い、葉がほとんどなくなってしまったのです。しかし、何とか持ち直し、再び葉を付けてきました。自然農の野菜の場合、根がしっかり育っていれば、こんな風に持ち直してくれることがあり、その生命力に驚いてしまいます。秋茄子としていただけそうです。
早速、手入れをしてみました。梅雨明け後の猛暑の頃は日射や高温から地面を守るために、なるべく草を刈らないように残していたのです。
実が付き始めていました。縞模様のきれいな茄子です。
同じように草に覆われている沖縄島インゲン。サヤごと食べる菜豆です。7月下旬に種を蒔きました。
こちらも手入れをしてみました。
これから秋冬野菜の準備となってくる自然農の畑。毎年、この繰り返しで種を蒔ける幸せを感じます。いつまでもこのサイクルが続きますように・・・。