ガスケット交換
ここ数日、秋雨前線が停滞中。今日も一日中、冷たい雨が降り続き、気温も11月中旬並みとのこと。
洗濯物もなかなか乾いてくれないようです。山の暮らしは湿度が高く、冬が近づくと太陽も早く山に隠れてしまうため、普段でも洗濯物が乾きにくいのですが、薪ストーブの近くで室内干しすることで気持ちよく乾かすことができたりします。そんな理由もあり、今日のような日は少し季節は早いのですが、薪ストーブに火を入れたいところなのです。しかし、薪ストーブの扉を開けてみるとガスケットが傷んでいて、残念ながら、今日の点火は諦めざるを得ないようでした。そこで急遽、今後に備えてガスケットの交換を行うことにしました。
交換前の薪ストーブの扉です。
ガスケットの交換は3年に一度くらいが目安とのことですが、ストーブ設置後、そのまま6年使い続けてしまいました。(笑)
交換用の新しいガスケットは手に入れていたのですが、なるべくギリギリまで使い切ってから交換しようと今まで粘っていたのです。しかし、さすがにここまでのようでした。
組紐状のガラス繊維が解けてきています。
ここは、少し浮いてきています。
ガスケットの交換については、薪ストーブを取り付けていただいた京阪エンジニアリングのHPにアップしている動画を参考にさせていただきました。→http://www.ustream.tv/recorded/26088087
ここで私がガスケット交換の説明をするより、プロの技をご覧いただければと思います。
特に、ネスターマーティン社のSシリーズ、Hシリーズの薪ストーブを御使用の方々には、とても参考になると思います。
動画でも説明されていますが、ガスケットのファイバーロープはガラス繊維です。空中に舞ったチリ状の繊維を吸い込んだりした場合は人体にも有害ですので、マスクや手袋は必ず着用するようにしましょう。
ガスケット交換後です。
ガラスも綺麗にしました。
これで、すぐに薪ストーブを使うことができれば嬉しいのですが、ガスケットの接着剤として使用している耐火セメントが乾くまでの24時間は点火ができません。やはり、メンテナンスは早めに行わなければなりませんね。
ガスケットの交換をやってみて、我が家の薪ストーブであるネスターマーティンS43は、メンテナンスがとても楽なのを実感しました。扉は記事にしたメインのものと灰取り口だけですので、ガスケットの交換箇所も少なく、触媒式のように消耗品であるキャタリティックを交換する必要もないので、コスト面でも懐に優しいストーブだと思います。こういったことは、薪ストーブの機種選定においても、ひとつのポイントになるように感じます。ただし、メンテナンスに手間をかけることも、それはそれで楽しいことではありますし、ストーブそれぞれの特徴でありますから、どちらが良い悪いということではありません。念のため・・・。