季節の恵み 2018霜月
11月もそろそろ終わりを迎えようとしています。今年は暖冬傾向らしく、例年に比べても暖かく過ごせているように思います。畑の野菜は気温が下がることで糖度が増し、美味しさがアップするので、冷え込みもまた待ち遠しいものなのですが・・・。
さて、下の写真はそんな冷え込みまで待ちきれず、畑からいただいてきた野菜。今晩の夕餉の食材です。
海南市にある名手酒造さんの酒粕を使った粕鍋にしました。
10月~11月は例年、里芋やサツマイモ、小豆や落花生の収穫時期。昨年は野ネズミに落花生を半分以上も食べられてしまい、収穫は僅かなものだったのですが、今年はたくさん収穫できました。
収穫直後は茹で落花生にして沢山いただきましたが、後は殻のまま乾燥させて来年の春まで少しずつ炒って食べたり、自家製蜂蜜を使ったピーナッツバターにします。昨年はピーナッツバターが作れるほど収穫できなかったので、2年ぶりの楽しみとなる予定です。
秋の恵みは畑のものばかりではありません。
これは葛の蔓。山の至る場所に自生しています。以前から葛の蔓でカゴを編みたいと考えていたのです。蔓を採集する時期は秋の紅葉シーズンが良いらしく、気が向いた時に少しずつ集めています。葛の他にはアケビやフジ、野ブドウなんかもカゴの材料となるみたい、要は編めれば何でもいいのです。山に入れば、そんな恵みにあふれているのですが、それを上手に受け取れる知恵や感性が我々にあるかどうかだけのこと。そんな知恵を多く身に付けたいと思うのでした。