雛の誕生と托卵失敗
先月の半ば、チャボの1羽が秋の抱卵モードに入りました。
この時点で抱いている卵の数は2個でした。まだ余裕がありそうだったので、アローカナ(Araucana)というニワトリの有精卵を入手して、抱卵モードの親鳥に托卵することにしたのでした。アローカナという種類は、チリのアラウカノ族(Araucanos)が飼育していたコロンカとクエトロという種を交配選抜した品種だそうです。殻の色が青い卵を産むことで知られているのですが、野生種に近い鶏ということで以前から飼ってみたいと思っていたのでした。
すぐにヤフオクで有精卵の可能性の高い卵を入手し、親鳥が産卵箱から出たところを見計らい、巣に4個のアローカナの卵を預けました。
小さな薄いピンク色をしたものがチャボの卵。ひとまわり大きく、薄い緑色~水色をしたものがアローカナの卵です。
しかし、記事のタイトルにしたように、今回の托卵は上手くいかず、アローカナの卵は孵化しませんでした。もともと有精卵ではなかった可能性も有りますし、預けた卵が多すぎてチャボの小さな身体では抱卵に無理があったのかもしれません。
さらに、チャボの卵の方も孵化が成功したのはひとつだけでした。もうひとつはどうやら無精卵だったのではないかと思われます。今回は親鳥の機嫌を損ねないように途中で検卵をしなかったので、抱卵期間の21日を待つまでは分からなかったのでした。
1週間前に無事に生まれた、たった1羽のヒヨコ。
やはり、かわいいです。春の抱卵では5羽が孵化をしたことを思い返すと少々寂しくもありますが、これも自然の流れです。アローカナは来年の春に再チャレンジしたいと思います。
今日は産卵箱から飛び出して、母鶏と地面にこぼれた餌を啄ばんでいました。
さて一方、春の抱卵で生まれたチャボの子供達ですが、まだ我が家の鶏小屋にいたりします。実は引き取って下さる方の鶏小屋が台風21号の被害にあって、現在修理中なのだそうです。
産まれて4ヶ月半が経ち、すっかり親鳥達と同じ姿になっています。結局のところ、残った4羽全て雌でした。待てども鶏冠が大きくならないわけです・・・。(笑)